ホンダの心意気が詰まった 黎明期のスポーツカー

通称“エスロク”。ホンダS600は、二輪の雄ホンダが四輪車生産へと舵を切った黎明期に世に送り出した2シーターの2ドアオープン&クーペです。

ホンダ最初の四輪車は、1963年8月に発売された軽トラックのT360で、日本初のDOHCエンジン搭載車というあたりが、すでに相当、ホンダらしい。同年10月にはスポーツカーのS500を発売。さらに翌年になると、S600へと進化を果たしました。

基本的にはS500のメカニズムを踏襲していましたが、エンジン排気量は606ccとなり、57psを発揮。京浜4連キャブや等長エキマニなど、いかにもホンダらしいこだわりが散見されます。

スタイリングもS500から大きな変化はなく、グリルの大型化とバンパー形状の変更程度。全長3.3mというサイズは、今のスポーツカーと比べると、まるで子供用と思えるほどの小ささです。

65年にはクーペを追加。66年にS800へとバトンタッチすることになります。


西川淳の、この個体ここに注目!

フルオリジナルのS600です。前オーナーが国内有名ショップでレストアし、そのままほとんど乗らずに保管していたという個体で、現オーナーの手に渡ってからも登録されることはなくガレーヂ保管されています。レストレーションアップ時のコンディションをよく保っていました。

特にエクステリアは、限りなくミントコンディションです。わずかに左ノーズあたりにペイント浮きが三カ所ほど見受けられる程度。インテリアも適度に使用感があるのみで、生地の破れもありますが、雰囲気は上々です。

車検がないため試乗は叶いませんでしたが、撮影用に移動する際、エンジンを掛けた瞬間にゾクゾク。いっぱつで欲しくなってしまった。タコメーターを見れば、9500回転からレッドゾーンで、1.1万回転まで刻んであります。内燃機関の真髄を嗜むという意味でも、このクルマを駆るということは、貴重な経験になることでしょう。

車両スペック

年式1965
初年度1965
排気量606cc
走行距離72,500km
ミッション4MT
ハンドル
カラー
シャーシーNoAS285-1003872
エンジンNoAS285E-1004561
車検
出品地域京都府
  • レポートは売り主さまへのヒアリングと現車の視認を元に構成されており、必ずしも掲載内容の裏付けが取れている訳ではありません。CARZYは掲載内容の正確性・無謬性を何ら保証しません。
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