MGBは大衆スポーツカーの雄として、1962年から80年まで生産された大ヒットモデルです。英国スポーツカーもしくはクラシックスポーツカーの世界への入門モデルとして、現代でも高い人気を誇っています。
先代モデルにあたるMGAが、旧式のラダーフレームを持つクラシックな面持ちのモデルだったのに対して、後継モデルとなったMGBでは近代的なモノコックボディにモダンなエクステリアをまとったモデルへと大変身を遂げ、またたくまに人気モデルの仲間入りを果たしたのでした。
米国市場が主なマーケットのひとつであったため、日本では1974年以降のウレタンビッグバンパー仕様も多く存在しています。
MGBの基本車型は2シーターのロードスター(トゥアラー)ですが、ピニンファリーナによってファストバック化されたGTや、そのGTにV8エンジンを積んだ仕様、さらにはごくレアですがストレート6搭載のMGC&MGC GTといったバリエーションも存在します。
西川淳の、この個体ここに注目! |
マーク1Ⅱ仕様へと仕立てあげられたとてもセンスの良い個体ですが、実は年式が不明となっています。というのも、この個体は英国にて今から20年前に約800万円をかけて現在の仕様へとフルストリップダウンのレストレーションを受けたのち、すぐにとある日本人へと売却され、平成13年に前オーナーの手によって日本へと持ち込まれた個体だったからです。レストア後の走行距離はわずかに2700マイルで、現オーナーが取得後はガレーヂに保管されたままとなっています。
もっとも、その車体番号から推測するに、1970年式のマークⅡであることが分かります。
ペイントの状態も良好で、全体的に良い雰囲気をたたえていますが、細かく見ていくと、随所にチッピングやえくぼ、くもりやメッキサビなどが散見されます。いずれも大きな問題ではなく、場合によって簡単に補修することもできますが、いずれにせよ細かなコンディションが気になるという方には向きません。
インテリアのコンディションも上々です。むしろ、インテリアが美しいことを幸いに、がんがん乗って楽しむというスタイルが似合う一台だと思うのですが、どうでしょうか。タイヤがポテンザRE01と、ややオーバースペックな気もしますが、とりあえずはこのままクラシックロードスターの世界を楽しんでみるというのが、一番だと思います。
クラシック入門機の定番です。これをとば口に、と思って乗ってみれば想像以上に楽しくて、このままずっとMG乗り、なんてことになるかも知れませんよ。そういう意味でも、これだけ良い雰囲気に仕上げられた個体は貴重だと思います。
年式 | 1970年 |
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初年度 | 2001年 |
排気量 | 1,789cc |
走行距離 | |
ミッション | 5MT |
ハンドル | 右 |
カラー | 白 |
シャーシーNo | GHN5232116G |
エンジンNo | |
車検 | |
出品地域 | 京都府 |
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